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プロの歌手に必須の条件は、声質ではなく「声量」といわれます。この「声量」は、ただ単に声が大きければいいものではありません。カラオケマシンの採点機能でも加点ポイントが高い、「抑揚」をつけて歌の強弱をコントロールできることを「声量がある」といいます。
よく通った安定感のある歌声を披露する歌手やミュージシャンは、この「声量」によって支えられているのです。音程が確かで声質もいいのに、なぜかうまく聞こえない歌手もいます。これは「声量」が左右するためです。
「声量」をコントロールするためには、呼吸法や息継ぎが重要となります。地声が大きい人でも、この息継ぎのタイミングが悪いと声量を保つことができません。採点機能において「声量」で加点ポイントを稼ぎたい場合は、マイクのエコー機能を活用するといいでしょう。
エコー機能でそれなりに「抑揚」の表現をすることができ、声質に厚みを持たせることができます。曲の中で静かなときは小さな声で、盛り上がる時は大きな声で歌うのも「抑揚」になります。そして採点機能の点数稼ぎには、この「抑揚」を大げさなくらいでチャレンジしてみると効果が期待できます。
この声量の技術を磨くには、腹式呼吸が効果的です。腹式呼吸では腹筋を使いますので、自然と声がでるようになります。
3分ボイストレーニング 声を出すための基礎 腹式呼吸編 – YouTube
また、喉を強くしたい場合や肺活量を増やしたいときは、ストローを用いたお手軽トレーニングもあります。まずは息を大きく吸い込み、おなかに空気をためた状態にします。そこでストローを口にくわえ、10秒以上かけてゆっくりと肺の空気を外にだしていきます。
無理なくブレスができるようになれば、20秒、30秒と息を吐く時間を伸ばしていきましょう。この練習を重ねることで腹筋と肺活量が鍛えられ、自然に声量がアップするはずです。